とりずあんができるまで

ある日、小さな庭に
一頭の蝶が舞い降りました。

その庭は、農薬も化学肥料も使わない、
シンプルでヘルシーな場所でした。

蝶は、その庭をいたく気に入りました。

やがて蝶は、卵を産み、
小さな幼虫が生まれ、
さなぎとなり、羽ばたいていく——

その一連の出来事を見守る中で、
気づいたことがありました。

命は、とてもはかなく、
そして同時に、
ただ、そこにあるだけで美しいということ。

現代の暮らしの中で、
小さな命が失われてしまう瞬間や、
守りきれなかった記憶に触れる機会がありました。

だからこそ、今ここにある命をやさしく見つめ、
次世代へ残したいと思うようになりました。

私の作品は、
庭という小さな空間で出会った命を
水彩で描きとめたものです。

忙しい日々の中で、ふと立ち止まり、
自然とともにあることで
心がほどける時間を持てますように。

そして、ひっそりと生まれた命が、
これからも自然の中で
羽ばたき続けられますように——

売上の一部は、
蝶の生息環境と食草を守る活動へ
寄付していきます。